コンビニやスーパーでよく見かける「糖質オフ」「糖質ゼロ」「糖質カット」という表示。これらは一見すると、糖質を抑えた安心できる商品に思えます。しかし実は、この中に血糖値を上げる可能性があるものが2つも含まれていることをご存知でしょうか。糖尿病専門医が注意を呼びかけています。
血糖値管理をしている人にとって、「糖質オフ」や「糖質ゼロ」と書かれた商品は魅力的に映ります。しかし、30年以上1型糖尿病と付き合ってきた内科医・市原由美江医師は「実際に血糖値を上げる可能性があるのは『糖質オフ』と『糖質カット』だ」と説明します。
そもそも糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものです。血糖値を上げるのは糖質であり、食物繊維は影響しません。したがって、「糖質ゼロ」「糖質オフ」「糖質カット」といった表示の違いを正しく理解することが重要です。
「糖質ゼロ」とは、食品100グラムあたり糖質0.5グラム未満であることを意味します。この程度であれば血糖値への影響はほとんどなく、安心して食べることができます。
一方、「糖質オフ」や「糖質カット」は糖質が少ないことを示していますが、その量は商品によってバラバラです。中には「糖質50%オフ」など具体的に示されているものもありますが、そうでない場合はどの程度カットされているのか分かりづらいのが現状です。
また、「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」の違いにも注意が必要です。「糖類」はブドウ糖や砂糖のことで、「糖類ゼロ」であってもその他の糖質は含まれている場合があります。血糖値への影響を避けたいなら、「糖質ゼロ」と書かれている商品を選ぶのが最も確実です。
血糖値を気にする人は、商品パッケージの栄養成分表示で「糖質」や「炭水化物」の量を必ずチェックする習慣をつけましょう。糖質制限を正しく行うには、表示のカラクリを理解し、自分で情報を見極めることが大切です。
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