社会人2年目になると、仕事にも生活にも少しずつ余裕が出てくる一方、友人との給与の話題でモヤモヤする瞬間も増えてきます。「私の手取りは18万円なのに、友人は25万円もあるらしい…」そんな声は少なくありません。月7万円の差と聞くと衝撃ですが、この違いは本当に“異常”なのでしょうか。
この記事では、手取りから逆算した額面給与の目安、そして社会人2年目の給与相場を踏まえながら、その差の理由を丁寧に解説します。
■ 手取り額の違い=額面給与の違い? まずは仕組みを理解
「手取り」は社会保険料や所得税・住民税などが控除された後にもらう金額です。対して「額面給与」は基本給や手当を含めた総支給額のこと。社会人2年目からは住民税が差し引かれるため、1年目より手取りの割合が低くなります。
一般的には、手取りは額面の75%〜85%程度と言われています。
■ 手取り18万円のケース
手取りが18万円の場合、額面給与はおおよそ22万〜23万円程度と推測できます。2年目で住民税の控除が始まることを考えると、23万円前後が妥当です。
■ 手取り25万円のケース
手取り25万円なら、額面は約31万〜32万円。こちらも住民税を踏まえると、額面31万円近くと考えられます。
これを比べると、手取り7万円の差は額面で約9万円の差につながります。
■ 2年目の平均と比較すると本当に「高すぎ」なのか?
ここで気になるのが「自分の給与は平均と比べてどうなのか?」という点です。
厚生労働省の最新データでは、20〜24歳の勤続1〜2年の平均給与(所定内給与)は 男女計で約24万円。 手取り18万円のケース(額面22〜23万円)は、この平均と大きく離れていません。
一方で、額面31万円クラスとなると平均より約7万円高く、約30%上回る水準。社会人2年目としてはなかなか高めと言えるでしょう。
■ なぜここまで差がつく? 理由は意外とシンプル
給与差が広がる背景には、年々上昇する新卒初任給や、企業規模の違いがあります。特に大企業や給与水準の高い業界では、優秀な人材を確保するために初任給を引き上げる動きが活発です。
企業規模別の賃金データを見ると、一般労働者の平均賃金は 大企業:約36万円 中企業:約32万円 小企業:約30万円 と、規模によっては大きな差があり、これが2年目の給与にも影響します。
さらに、情報通信、金融、エネルギー関連などの業界は給与水準が高い一方、サービス業や飲食関連では低くなる傾向があります。つまり、就職した企業と業界によって給与差が生まれるのは自然なことなのです。
■ まとめ:7万円の差は大きいけれど、決して“異常”ではない
社会人2年目の手取り18万円は平均的な範囲で、特別低いわけではありません。一方で、手取り25万円は確かに高めの水準ですが、企業規模や業界、そして近年の初任給上昇を考えると十分あり得る額です。
友人と比較すると焦りを感じるかもしれませんが、まずは自分が平均的なレンジにいるかを知り、必要以上に不安になる必要はありません。給与の仕組みを理解することで、自分のキャリアをより冷静に見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
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